女の子の日
●生理の血液は何故「もれやすい」のか?
整理用ナプキンのCMで頻繁に謳われているのが、「もれないから安心」といったキャッチコピーです。
それだけ生理の際、血液がもれやすく、またそれを気にする女性が多いということでしょう。
生理の血液がもれ出しやすいのは、生理の血液がふつうの血液と比較して、固まりにくくサラサラとした性質を持っているためです。
ふつう血液は大量出血でもない限りは、血管から出て空気中に触れるとすぐに固まります。
小さなけがや、掻きむしったときに出来るかさぶたを思い出せば、よく分かると思います。
ところが、生理による出血は固まりにくい仕組みとなっているのです。
月経血には、プラチスミンというタンパク質溶解酵素が含まれています。
これが、血液に含まれるフィブリンという止血効果のあるタンパク質を壊してしまうのです。
そのため、生理の血液はなかなか固まりにくいのです。
そんな仕組みになっていることには、当然ながら理由があります。
生理のメカニズムからこれを説明すると、女性の胎内では毎月卵巣から卵子が排出され、いざ受精するときに備えて、子宮内膜は厚みを増していきます。
ところが、一定周期を過ぎても受精しないと、子宮内膜は不要と判断され、体外に排出されることになります。
このとき子宮内膜は血液と一緒に排出されます。
もしも、その際に血液がすぐに固まってしまえば、子宮内膜が子宮内にとどまってしまいます。
そうならないためにも生理時の出血は固まりにくくなっているのです。